皆さんの手に渡るりんごは超エリート!?
可憐なりんごの花も散り、りんごが形作られてきたりんごの惑星。
受粉した花の後に、まだミニトマトよりも小さい子りんごが実ってきました。
赤くも無く、丸くも無いのでこれだけ見たらりんごとは思えないりんごの赤ちゃんです。
この赤ちゃんが出てきたら、摘花に引き続き、摘果が行われます。
本来りんごがなる部分から5~6つのりんごの赤ちゃんができます。
かわいそうですが優秀で将来性が高いもの以外は摘まれます。
5、6分の1に選抜されてしまいます。
(お花[摘花]の時から考えると12~20分の1に)
りんご1個1個に十分な養分を行き渡らせて、本来の味わいを発揮させるために
1本に木に、それぞれの枝に、どの果実をいくつまで生らせるのか、
というのがとても重要になります。
りんごの生産者さんたちが今の時期から晩夏にかけてじっくりと行う、この作業が摘果なのです。
1個のりんごが十分な光合成を行うために、約50枚ほどの葉が必要だと
言われます。また太陽が十分に当たる場所、風通りが良い場所などもあるでしょう。
こういった木の全体の都合を考えながら、かわいそうですが子りんごたちを選っていきます。
この後も、鳥につつかれなかったもの、病害虫にやられなかったもの、
風などで落下しなかったもの、皆さんの食卓に上がるまでにはいろんな障害が待ち受けているのです。
こうして『摘果(てきか)』で残された果実は
おいしくなる素質を見られ選ば採用された、いわゆるエリートと言えるでしょう(^^)
食べるまでにいろんな試験と障害を乗り越える、りんごが今から楽しみです!
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関連リンク
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更新日:2016/05/24