ニュース

希少なりんご=生産に難がある? 青森県の中生種りんご達

朝晩はストーブのスイッチを押す、そのくらい寒さが厳しいシーズンに突入した
りんごの惑星(青森県)。りんごの惑星にはまだまだ知られていない希少な中生品種の
りんご達が存在し、まさに今の季節、収穫されています。

先日ご紹介した、極早生品種のご紹介でも触れたように、
まだ知られていない品種(世の中的に珍しい品種)は知られていないだけに需要がまだ低く、
栽培と同時に買手を模索していかなければいけないという生産者さんにとっての
リスクが高い物でもあります。
そして、珍しい=あまり作られていない、
そこには作られていない理由も隠されているのです。

品種として新品種ということ以外では、
品種として歴史のある品種のほとんどは“栽培に難がある”ことがあげられます。

「食味はふじにも負けないと言われるのに、病気になりやすい」
「とても甘いのに落果しやすい」などです。

■■■ 今回はこのまだ希少な、訳アリな珍しい中生りんご品種たちをご紹介します ■■■
——————–
千秋(せんしゅう)
——————–
収穫時期:10月上旬~

img_0027

特長:小柄なりんごで濃厚なのにさわやかな甘みと酸味が調和し、玄人の方に
人気が高い品種ですが、ツル割れという現象が起きやすい品種で味わいに関係なく、
商品価値が落ちてしまいます。もちろん味は変わりません。

——————–
おいらせ
——————–
収穫時期:10月中旬~
oirase
特長:皮が濃い紅色で見た目も情熱的ですが、果肉には蜜と呼ばれる部分ができやすく
霜降り状に入るため熱狂的なファンが多く、隠れた人気を誇ります。
ですが、完熟前に樹から落下することが多く生産者泣かせの品種のため
作り手が少ないのです。

——————–
北斗(ほくと)
——————–
収穫時期:10月下旬~
sunhokuto
特長:ふじにも負けないと言われる品種で、大玉で上品な甘さと蜜入り、バランスの
良い酸味ともに抜群と言われていますが、芯カビ病という病気に弱く、
こちらも商品価値が低くなってしまうため生産者に遠慮されます。

——————–
星の金貨(ほしのきんか)
——————–
収穫時期:10月下旬~
hoshinokinka_215
特長:皮が薄く味わいも上々なので丸かじりに向いている品種で名前も素敵なのですが、
その皮の薄さゆえに傷がつきやすく市場流通されることが少ないのです。
傷さえなければ日持ちもする優良品種です。

***********
いかがでしょうか?
生産側に不都合があるけれども、味は抜群お墨付き、
だからこそ少なくても生産者がいる。
そんな中生種の珍品種りんごたちを食べてみたくなったのではないでしょうか?
旬の今の時期だけ!
見かけたら是非お召し上がりいただき、お好みの中生りんごを
見つけてみてくださいね(^^)

—————————————————————

関連リンク

『りんごの惑星』を知らない方はこちらから!
「りんごの惑星」ストーリー
「りんごの惑星」ムービー

▼2015年の開催詳細
イベント前からイベント当日までずいっと!ご紹介
facebookもあります♪

更新日:2016/10/06