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病気、害虫!困難を乗り越える、りんご栽培

真夏日に近くなることもある最近のりんごの惑星(青森県)。

生産者さんたちはりんごを好む、病害虫と日々戦っています。
今日は生産者さんたちが戦う、害虫にクローズアップします。

■クサギカメムシ
危険度レベル:B
見た目:いわゆるカメムシの見た目ですが茶色や緑色、いろいろいます

幼果の時期、もしくは果実の成長期に吸汁します。そのため、りんごが奇形に
なったり、褐変した傷跡が残ってしまいます。そのため、吸汁された果実は
商品価値がなくなってしまいます。

■モモシンクイガ
危険度レベル:A
見た目:成虫はモスラのような大きめのガ、幼虫は小さく茶色い芋虫系です

名の通り、ガの仲間でりんごの幼果に潜り込み果実の中を食害します。
7月頃果実から脱出して地中で越冬します。そして、また春から果実に
潜り込んで食害を起こします。実の中に入ってしまうと退治できないので
発生させないことがとても大事なのです。

■ヒメボクトウ
危険度レベル:A
見た目:成虫はモスラのような大きめのガ、幼虫は小さく赤茶色の芋虫系です

りんごの樹幹や枝の内部を集団で食害します。樹皮などの隙間に卵を産み付け、
成木期以降の被害が多く、寄生されてしまった樹は枯死してしまうことも
あるため見過ごせない害虫の1つです。
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※害虫はあまり見た目に美しくないため画像は控えさせていただきます。

りんごの葉を食べる虫、果実を食べる虫、幹を住処にする虫いろいろいます。
また、直接りんごの樹を食べるなどしなくても、飛来する時に病気を運んでくる
虫もおり、栽培中はいろいろな困難が待ち受けています。

りんごの樹が健康な状態で、キレイな形状のまま出荷されるりんごは
その年の気候や今までの栽培履歴を鑑みて病害虫を予測し適切な薬を用います。
生産者さんはただ薬をかければいいということはせず、必要最低限の薬を
使用して病害虫が出ないように毎年工夫しています。

それぞれの虫が好むりんごもいろいろ、園地や気候によって飛来する
虫はいろいろ…考えなしでは薬だって使えないものなのです。

りんごの惑星の生産者さん達は、こうして、りんごが大きくなる今の季節、
品質を守り、おいしさを追及しています。

収穫を迎える秋頃、戦いを切り抜けたりんご達を楽しみにしていてください!
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更新日:2016/07/04